アジャイル
完成の定義(DoD)
Definition of Done
読み:かんせいのていぎ
インクリメントが満たすべき品質の状態を、共通の基準として明記したものです。
01初心者向け
まず意味をつかむ
「終わった」の意味を人によって変えないための約束です。作る作業だけでなく、必要な検証や品質条件を満たした状態をそろえます。
02実務者向け
仕事でどう使うか
利用可能な成果に必要な試験、統合、確認事項を明示します。組織の標準がある場合は最低限それに従い、同じプロダクトの複数チームでも共通基準を整えます。
03専門家向け
判断を一段深める
項目ごとの受入基準と、成果全体へ共通に適用する完成の定義を区別します。満たしていない作業はインクリメントの一部ではありません。品質条件を納期の都合で曖昧にすると、未完成を隠して将来の作業量やリスクを見えなくします。
別名・略語:DoD、Definition of Done、完了の定義
IN PRACTICE
具体例で考える
予約機能について、既存機能との結合試験、必要なセキュリティ確認、利用説明の更新までを基準にします。実装が終わっても試験未実施なら完成とは扱いません。
理解を助けるための架空の例です。実装済み
必要な品質確認済み
既存成果と利用可能
必要条件を例示した図です。実際の基準は対象プロダクトと組織に合わせて定めます。
ここは誤解しやすい
スプリントごとに都合よく基準を下げ、完了件数を増やすために使わないようにします。
参考資料
スクラムガイド(2020年11月)、Ken Schwaber・Jeff Sutherland。日本語訳:角征典・荒本実・和田圭介。CC BY-SA 4.0。原文を参考に独自の説明・架空例・図解を作成。 · 利用条件
解説・具体例・図解は独自に作成しています。
この知識を、組織の力へ。
