品質
測定器の直線性
Measurement Linearity
読み:そくていきのちょくせんせい
測定範囲内で、基準値の大きさによって測定の偏りがどのように変わるかという性質です。
01初心者向け
まず意味をつかむ
小さいものは正しく測れても、大きいものではずれが増える機器があります。一点の校正結果だけで、全範囲を同じ補正で扱ってよいかを確認します。
02実務者向け
仕事でどう使うか
範囲を代表する複数の標準を用い、それぞれの偏りを評価します。値の大きさと偏りの関係を調べ、必要な補正式、適用範囲、不確かさを定めます。
03専門家向け
判断を一段深める
測定器の入力と出力の応答直線性という用法とも関係しますが、MSAでは偏りの範囲依存を明示します。端点だけでは非線形な変化を見落とすため、点の配置も重要です。
IN PRACTICE
具体例で考える
架空の5mm標準では偏り0.01mm、50mm標準では0.08mmとなり、一つの補正値で十分かを調べます。
理解を助けるための架空の例です。低い標準値の偏り
中間標準値の偏り
高い標準値の偏り
異なる水準の比較であり、測定を必ずこの順序で行う意味ではありません。
ここは誤解しやすい
小さな範囲の結果だけを、機器全体の測定範囲へ外挿しないようにします。
この知識を、組織の力へ。
