スコープ・要求
要求配賦
Requirements Allocation
読み:ようきゅうはいふ
上位の要求を、実現を担う機能や構成要素に割り当てる活動です。
01初心者向け
まず意味をつかむ
「三秒で結果を返す」という全体の約束を守るため、画面処理、通信、計算にそれぞれどれだけ時間を使えるかを決めます。
02実務者向け
仕事でどう使うか
要求と担当する構成要素を対応表で結び、複数にまたがる制約には測定位置と全体の確認担当を置きます。配賦に使った前提を記録します。
03専門家向け
判断を一段深める
単純な予算配分で足りる特性と、相互作用で全体値が変わる特性を区別します。上位要求の改訂時には配賦の根拠から影響先をたどり、下位の試験条件まで反映します。
IN PRACTICE
具体例で考える
架空の在庫照会で、応答時間の上限を端末、通信、検索処理に割り当て、混雑時の変動を吸収する余裕を別に残しました。全体試験でも上限を確認しました。
理解を助けるための架空の例です。上位要求を特定
機能と構成へ配分
全体で達成を確認
分担の合計だけで判断できるかを確認して配賦します。
ここは誤解しやすい
構成品ごとの試験がすべて通っても、接続時の待ち時間が追加されることがあります。全体で要求を満たすかを確かめます。
この知識を、組織の力へ。
