戦略・事業判断
不作為のコスト
Cost of Inaction
読み:ふさくいのこすと
対応を実施しない場合に、将来生じ得る損失、追加負担、失われる便益などを捉える考え方です。
01初心者向け
まず意味をつかむ
新しい施策には費用がかかりますが、何もしなくても現状の問題で費用が増えることがあります。「変えない案」を比較対象として具体化します。
02実務者向け
仕事でどう使うか
介入しない場合の設備劣化、需要、規制、業務負担等を予測します。実施案との差を同じ期間と範囲で比較し、既に回避できない費用と追加影響を分けます。
03専門家向け
判断を一段深める
現状維持は現在の状態が永久に続く意味ではありません。都合の悪い将来だけを置いて投資を正当化せず、不確かさと代替策を感度分析します。
IN PRACTICE
具体例で考える
架空の旧システム更新で導入費だけでなく、見送った場合の保守増、停止、手作業の見込みを整理し、延命策とも比較します。
理解を助けるための架空の例です。介入しない案
将来の負担と便益
実施案との差の比較
現状の値を固定するだけの比較ではありません。
ここは誤解しやすい
不作為の負担と導入による便益を別々に足し、同じ改善効果を二重計上しないようにします。
この知識を、組織の力へ。
